2012年3月16日金曜日

お部屋が手狭になった為、古くなった為、壊れて使えなくなった為。理由は様々でしょうが不要になった家具は一様に捨て去られます。

だけどそれが例えば結婚のときに買った思い出の品であるとかしたら、なかなか捨てるに忍びないでしょう。
大抵のお宅にそういった品がひとつやふたつはあると思います。

こちらもそんな品物のひとつ。
30年前のご結婚の際にお求めになられた鏡台ですが、何でも良いから何か小さなものに作り変えて下さいとのお客様のご希望でした。

まっすぐな目通りの良いチークの柾目が使われていましたが、如何せん鏡台というものにはムクの部分が少なく、結局鏡と引き出しを利用して木枠付のミラースタンド2個と写真のオープンボックスが出来上がりました。

お見積もりは決して安くはなかったのですが、お客様としては何かしらの思いがあったんでしょうね。

たまにですがこんな仕事もありましたのでご紹介しました。