2014年4月5日土曜日

写真は宮崎椅子製作所、PEPEアームチェア。
材はブラックチェリー。
当初のピンクがかった明色が、年とともに味わい深い濃色へ変わっていくのが楽しみな木です。
当店に展示してまる6年経ちました。
かなり赤味が強くなりましたが、濃さはそれほどでもありません。
当店展示のブラックチェリー材の商品の中には驚くほど濃い赤暗色に変わってきたものもあります。
それに比べるとまだ普通の人が思い浮かべる「チェリー色」の範囲の内に収まっているところでしょう。
この先どんな風に変化していくのか楽しみです。
肘と後ろ脚の接合部分がごく一部白っぽいのがわかりますでしょうか。
あそこは丸太の外側部分、白太(しらた)といわれる部位です。
メーカーによって違いますが、宮崎椅子製作所では見える場所に使われるのはまれです。
白太といっても薄皮一枚の厚みですので強度的に何の問題も無いですし、レア物的な意味合いで貴重な一脚ですね。

座面の上のサンプルファブリックは新柄のART10000-21。
倉吉からご来店頂いたお客様が選んだ組み合わせです。
ちょっと北欧っぽい感じになりそうで出来上がるのが待ち遠しいです。
米子と倉吉は一時間ちょいくらいの距離でしたが、このたび高速道路が開通してかなり短縮されました。
車が一台も走ってない道路を写して無駄の象徴と揶揄される山陰の高速道路ですが、無料期間の今は結構な利用客があります。
無ければ無いで不便に思わなかったんですが、あれば便利なものですね。
ただ一般道がとたんに寂れるのが田舎の辛いところでしょうか。