2012年3月1日木曜日

受験シーズンですね。
受験といえば、原研哉(はらけんや)さん。
日本を代表するデザイナーである原さんの著書が、大学入試の現国問題に採用される頻度がここ数年すごく高いんだそうです。
原さんご自身、その多さに呆れて「原研哉 入試問題集」としてまとめてみようかと冗談半分に呟いておられました。
「デザインのデザイン」岩波書店。
「白」中央公論新社。
受験生の皆さん必読です、と言いながら私はまだ読んでいません。

原さんの仕事は非常に幅広いのですが、私ども家具に関係するところだけは薄いようです。
やや近いところでは「無印良品」のアドバイザーとしての仕事でしょうか。
原さんの名前を知ったのも、無印良品での仕事について何かの雑誌で読んだのが最初です。
近年の無印良品の広告を見るたびに好ましさを感じてました。
いつか当店もこんな素敵なチラシを作ってみたいですね。


無印良品 2006 キャンペーン「しぜんとこうなりました」
地球規模の消費の未来を見通すならば、「地平線」を眺めるくらいの引きの目と、商品自体に接近する寄りの目も必要である。
2006年は製品に焦点を当てたキャンペーンを展開した。
無印良品の製品はノーデザインではない。
目には見えない暮らしの心地よさを探り当てていく、無数の工夫の積み重ねが結実したものである。
その小さくも的確なものづくりの着想を表現している。
                                    原研哉