2012年6月2日土曜日

当店は「シンプルモダンな木の家具のお店」を看板にしていますが、店舗自体は至って普通の家具屋です。
普通というよりはむしろ、築35年の古ぼけた外観のお店といって良いでしょう。
店内も多年にわたってその場しのぎの改装を繰り返してきた為、つぎはぎだらけの印象です。
35年前当時、どこのお家にもあった玄関横の応接間を飾る暖炉とシャンデリア。
暖炉こそありませんが、あのゴージャス感あふれるシャンデリアは今でも当店の天井を照らしています。
で、その下に並ぶ「シンプルモダンな木の家具」。
キッチュという言葉はこういう状況を指すのかな。

写真は当店のエントランス。
数年前まで花弁模様入りの鋳物製のクラシカルな2個の取っ手がお客様をお迎えしていましたが、変えました。
30ミリ厚のパイン集成材。
直径240ミリ丸はガラスドアの大きさに対して1個で充分だったのですが、穴隠しのためもう1個つけました。くどいけど仕方ない。
パインだと舐めて掛かったら4個作り終える頃にはトリマーの刃が焼け付いていました。それでも材料代プラス刃物代だけで済んだので良かったです。
塗装はソープフィニッシュ。
ソープフィニッシュについてご紹介したいと思いながら前置きが長すぎました。
続きは次回へ。