2012年10月23日火曜日

写真は節ありオーク材のチェスト。
もともとは左の黒い鉄枠フレームの上に乗っかっていました。
コンソールタイプのチェストですね。
今回はお客さまのご希望で、写真のようにバラして使用することに。
ナットを埋め込んだ24ミリ厚の節ありオーク材の天板をこしらえて、鉄フレームの上に載せて下からボルトで緊結します。
こちらはテレビ台としてお使いになるご予定ですが、ベンチでも良いぐらいの頑丈さでした
チェストはチェストとしてご使用になります。
チェストの底には以前ご紹介した台輪を同じく着脱可能な方法で取り付けました。
着脱式にしたのは将来、もともとの形に戻すことを想定してのことです。

オーク材は黄変し易くオイル仕上げに不向きとする見方もありますが、黄変して以降も年数を経ることでご覧のように深みのある色合いに変わる場合もあります。
こちらのチェストは当店で10年以上色の移り変わりを見続けてきました。
ようやく味わい深い木色になった頃にお買い上げ頂いたので、嬉しさの反面、ちょっと未練な気もしています。