2012年8月5日日曜日


写真はコスガのアームチェア。張替え後の写真です。
張り替える前の張り布は鹿とバラのサンダーソン柄だったのですが、ソファの張替えも同時にご注文頂いてました関係上、ソファの柄に合わせることになりました。
ちなみに張替え前の写真はこちら。

もともとオリジナルの方は、クラシックスタイル風に座面中央が盛り上がるクッションの詰め方がしてあったんだろうと思いますが、今回はクッション材をフラットに載せて包んでみました。
伸縮性のない張り布でしたので使いくたびれた感じが出ないよう、少し硬めの詰め物を入れてギリギリまでテンションをかけて張り込みました。
お客様のご希望通り、座ったときのお尻の沈みの少ないかっちりとした座り心地になりましたが、これが長年使ってもへたりの少ない長持ちするやり方かどうかまでは正直よくわかりません。

ウレタンフォームと言う画期的な素材が家具に使われ始めて約半世紀。椅子やソファのクッション材としてあまりにも優れていた為に、あまりにも長く頼りすぎた、という反省の声が業界内で何年も前からありました。その時には聞き流していたのですが、こういったことも含めてこれから色々とウレタンについて勉強していきたいと思います。