2012年2月22日水曜日

無節源平の杉の床板です。
お客様のお話では智頭町の(株)サカモトさんからお取寄せされたそうです。
サカモトさんといえば、智頭杉を使った家具とかブラインドで 以前からそのお名前だけは聞いていましたが、本業の建材については私はほとんど無知でした。
こちらのご新居を設計されたのは、いつもお世話になっている「よろい環境計画事務所」の萬井博行さん。その萬井さんのご縁で(株)サカモトの田代さんとお話させていただく機会を昨年得ました。
智頭杉の魅力、PRの仕方等々について熱く語られる姿がとても印象に残っています。

家具材料としての杉は柔らかいことで不向きとされた時期がしばらくありましたが、近年開発された圧縮加工技術によって強度、硬度を補うことが出来るようになり様々の杉の家具が市場に出るようになりました。サカモトさんが関わっておられる県のプロジェクトから作られた杉の家具のシリーズなんかも個人的には好きです。
ただ残念なことに杉に魅力を感じる人はその柔らかい風合いに魅力を感じることがあっても、圧縮加工された強くて硬い杉の木肌には少し違和感を感じられる方もいるようでして、なかなか難しいものですね。

写真は宮崎椅子製作所「hata」チェア。
ブラックチェリー材。
テーブルも同じく。