2014年3月6日木曜日

宮崎椅子製作所の新作ご紹介です。

昨年の11月に東京六本木のアクシスビルで宮崎椅子さんの新作発表会がありました。
「力(ちから)」を感じさせますね。
新しいことをやろうという意欲。
革新性。
モノを作り出すよろこび。
そういった前に進む「力」を感じました。
今や、宮崎椅子製作所は成熟したメーカーの一つになったと思いますが、経験にあぐらをかかない姿勢は見ていて爽快です。
若い職人さん達も巣から飛び出て活躍しているようですし、家具業界の閉塞感に風穴を開ける存在といって良いでしょう。
期待しています。

新作で眼についたのはやはり縫製の丁寧さです。
前回の新作に取り入れられた木部とファブリックの段差のつかない面構成が今回も採用されています。
その連続面をつい指でスリスリしたくなるの私だけではなかったと見えて、多くの若者たちが上から下から横から、覗き込んで説明をうけてました。
宮崎椅子さんの展示会は、どちらかと言えばおしゃれな服を着た若い人が圧倒的に多く、私のような昔ながらの家具屋おやじは場違いな感じですが、モノを見る目というのはいろんな見方を知ることで養われると思いますので、今回の新作を彼らがどのように評価したのか気になるところではあります。