2013年5月15日水曜日

ブラックチェリーいろいろ その1

写真手前はKUKUMUKUチェア。
材はブラックチェリー。
メーカーから送ってきたばかりの出来立てほやほやです。
木色の経年変化を較べるために同じブラックチェリー材のHATAチェアと並べてみました。
HATAチェアは展示後まる2年を迎えるところです。
どちらもクリアな蜜ロウ仕上げで色付けはしてない自然のままの木色です。
拙い写真ですが色味の変化がわかりますでしょうか。
一般にブラックチェリーは初めの頃のうす淡いピンクの色味より、年月を経た後の赤みの強い色味のほうが高く評価される傾向にありますが、じゃあ最初っからそんな濃い色付けをしたらどうかというとこれが微妙でして。
高級材であるブラックチェリーを色付け、艶つけすることでより高級感を高めようとすると逆にお客様が求めるイメージから遠ざかる場合があります。
ナチュラルな感覚をより重視されるお客様ですね。
当店のお客様もどちらかというとその傾向は強いです。

この項つづく。