2013年5月10日金曜日


写真は栃の木の小テーブルです。
よく陽のあたる縁側に置いてあったせいか全体が白茶けてきたようなので塗り直すことになりました。
天板裏の製造表示にオイル塗装とありましたので軽くサンドペーパーを掛けるだけで輪ジミや汚れも取れました。
塗料は今回、荏油(えあぶら)を使ってみました。
荏油はエゴマを圧搾した植物油で、年月とともに木色があめ色に変わるのが特徴です。
実は白木系のオイル塗装は賛否が分かれています。
ひとつは透明度の高いウレタン塗装の方が木の表情をより鮮明に表現できるという見方。
もうひとつはオイル塗装の木味を生かした、より自然な風合い。
これに木色の経年変化、「やけ」をどうみるかということが絡んできます。
どちらも捨てがたいのですが今回お客様の意向はオイル塗装でした。
何年か後にうま~く色づいてくれると良いですね。