2014年8月21日木曜日

写真は最近入荷したデイベッドソファです。
ソファベッドと違うところは、背もたれを倒すなどの余分な動作をせず、すぐそのまま寝られることでしょうか。
長さ180センチ幅75センチのフラットで少し固めの座面は、うたた寝するのに最適です。
汗が気になる方のために座面下には、シーツやパッドを収納できるスペースも嬉しいところですね。
とは言っても当店ではどちらかと言えばソファの要素を重視して導入を決めました。
これにかぎらないんですが、よくよく眺めているうちにこのソファの置かれているお部屋のイメージがだんだんはっきりしてきました。
するとソファに並んで座っているご家族のお顔までが眼に浮かぶようになってきます。
こういう時は売れます。(売れないことも結構あるんであてにならない)
それからまだちょっとうまく説明できないんですが、「見たことありそうで、無い」デザインに思えます。
ちょっと不思議な感じを受けました。
デザインは小泉誠さん。
小泉さんのデザインは個人的には、最初はよくわかんないけど、後からじわじわ良さが分かってきて、いつの間にか小泉ワールドに嵌っていくというパターンですね。
ディテールの隅々にまで細やかな気を使っていながらそれを感じさせないところがすごい。
フレーム材はホワイトオーク。
太くて濃い木目が豪快ですね。
最近の家具では同じブナ科のレッドオーク材もよく使われています。
着色前なら見分けがつき易いのですが、家具屋の店頭に並んでいる状態では違いが分かりづらいかもしれません。
ちなみに洋樽の材料はホワイトオークのほう。
レッドオークでは駄目だそうです。
木の成長が止まると水の通り道の導管が塞がれますが、ホワイトオーク材の導管の塞がり具合とわずかな木の呼吸が洋酒の味わいに絶妙に影響しているとのこと。
微妙なものですね。