2013年4月3日水曜日

暮らしの手帖社社主の大橋鎮子さんが先月亡くなられたという記事が今日の新聞に出ていました。
ご冥福をお祈りします。
私は「暮らしの手帖」のよき読者ではありませんが、ずっと長いこと気になる雑誌でした。
創業者の花森安治氏は飛騨の家具、北海道民芸家具等、直接、間接に家具業界に足跡を残しておりお名前だけは昔から知っていました。
が、私の中の花森安治「暮らしの手帖」は、「室内」の山本夏彦氏の少しばかりひねくった文章を通してのほうがより身近に感じます。
「日常茶飯事」に描かれた「暮らしの手帖」。
広告と編集。
商品テスト。
他とは一線を画す深い思い入れが感じられました。
新編集長の松浦弥太郎さんの文章は読んだことがありますが、実は大橋さんのものはまるで読んでません。
ちょっとウィキで調べてみたら大橋さんは創業以来のメンバーなんだそうですね。
著書が何冊か出ているようなんで読んでみたいと思います。

写真は先日ご紹介しました東亜林業3号椅子。
オリジナルの背もたれの裏側は鋲で留めてあります。
当店の修理は実は、なんちゃって鋲留め。
タッカーで留めてから鋲で隠す、というやり方です。
職人さんっぽく口にくわえて手早く格好よくやりたいんですがまだ無理です。