2014年9月10日水曜日


先日、子供の国語のテストを見てたら、井原俊一という人の「日本の美林」という文の抜粋が載っていました。
森は資源なのか、それとも環境なのか?
とかく両極に振れがちな森林の現況を、森林ジャーナリストである著者が日本の美林を訪ね歩き、森林再生のヒントを取材した内容のようです。
調べてみたら初版は1997年で、時事的にはちょっと古いんですが、まことに中学生にふさわしいテーマで、これを読むことで少しでも木への興味が湧いてくれるとうれしいですね。

写真は節あり杉材のフローリングとウォールナットの食卓セットの組み合わせ。
壁も節ありのように写ってますが、これは腰壁ですので半分までです。
節がたくさんあっても、杉の場合おとなしいですね。
親戚の家がリフォームした際、天井をのぞいて壁の四周、床すべて節ありパイン材にしました。
最初は目がちらちらするようなにぎやかさでしたが、10年たった今でも変わりないように感じます。
木は古びてくると落ち着いた色合いに変わると言いますが、節ありパインの場合、木が黄変することで,節とその他の部分の色相の対比がいっそう強くなる感じがします。
ただ何年来とそこに住まいしてると耐性がつくようで、「もう慣れましたよ」と言っていました。
住めばみやこ、というのとはちょっと違いますが、人が暮らすということは地に足がつくようにしっかり、たくましいものですね。