2014年1月6日月曜日

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

写真は当地では「石馬さん」の愛称で知られる古墳時代の埴輪です。
石馬さんは淀江町上淀地区の「山の根」と言う社地で長らく祭られてきたということが江戸初期の文献に残っていて、明治時代の合祀政策で近くの「天神垣神社」に移され、現在は近くの歴史資料館に保存されています。
昭和34年に考古学上の資料的価値を認められて国の重要文化財に指定されましたが、先の文献の「長く祭られてきた」っていうこと以外はほぼ何も分かっていません。
私が子供の頃は神社の境内の片隅に、簡素な屋根を乗せた台座に祭られていました。
長年の風雨にさらされて本来のリアルな表現が失われた造形は、逆に埴輪っぽい稚拙さが感じられます。
ちょっとユーモラスな印象ですね。